許容される日本語

日々変化する日本語。すでに許容されたのか、まだ誤用と扱うべきなのか。徒然なるままに考えます。

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2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

おあきのせき

珍しく週イチ更新が続いたので調子にのって、月の最終週はblogの本筋からやや離れて書いてみようかと。 今回は雑記です。 先日のランチタイム、急いでいたため定食屋と思しき店に飛びこむ。と、いきなり店員が―― 「よろこんでいらっしゃいませ〜」 ……「喜ん…

一角を担う

一生懸命、独壇場といったすでに許容された誤用や、青田刈り、汚名挽回といった広く使われる誤用は数々あります。これらを指摘する書籍やTV番組なども多く、日本語の誤用にいくらかでも興味がある人には「常識」のように知られています。 もちろんそれだけが…

激を飛ばす/喝を入れる

「監督が選手に激を飛ばした」はまず、「激」の字が誤りです。正しくは「檄」で、常用漢字表に採用されていないのでカナ書きにすることもあります。 この「檄」は「召集の文書」または「敵の非をあげ自分の徳を述べて大衆に論告する文書。ふれぶみ」(新潮国…

実家でのんびりさせていただきました

敬語は尊敬の気持を表すものです。このうち尊敬語は、相手への敬意を直接表現します。謙譲語は自分を低めることで相手を高め、尊敬を示します。 さて近年、謙譲語の「させていただく」が多用されるようになりました。尊敬する相手の想定が難しい場合であろう…