許容される日本語

日々変化する日本語。すでに許容されたのか、まだ誤用と扱うべきなのか。徒然なるままに考えます。

*当blogより引用する際は出典を明記してください。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

最古の銀河

webで調べものをしていて、とある民放TV局アナウンサーの7年ほど前のblogがひっかかりました。 モーニングワイドショーの新聞記事を紹介するコーナーで使うのか、最古の銀河発見の記事の話題で、ワイドショーのプロデューサーが「意味がわかんねえよ。埴輪じ…

遅ばせ

たいへん広く使われすっかり許容されたようでも辞書には採用されていないことばというものがあります。「遅ばせ」もそのひとつでしょう。ふつう「おそばせ」と読みますが「おくばせ」と読む人も少数ながらいるようです。 「遅まきながら」「遅ればせながら」…

自殺を図ろうとした

「図る」のゆれについては過去にも書きましたが、先日NHKのニュースで「自殺を図ろうとした」と言っていたため、再度とりあげます。 従来の日本語ではふつう「図ろうとした」とはいいません。これはどういう意味なのでしょう。 「図る」はこの場合「企てる。…

いちばん最初

前々週が消化不良だったので、重複表現についてもういちど書いておきます。これに伴い前々週の記事は書き直しました。 重言の例として挙がることの多い 古(いにしえ)の昔の武士の侍が、山の中なる山中で、馬から落ちて落馬して、女の婦人に笑われて、赤い…