許容される日本語

日々変化する日本語。すでに許容されたのか、まだ誤用と扱うべきなのか。徒然なるままに考えます。

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2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

侍ジャパン

ラグビーファンなので、日本代表チームを、指揮官の名を冠して宿沢ジャパンとか平尾ジャパンとか称するのに抵抗はない。 フェアリージャパンやマーメイドジャパンもかわいらしくて好いと思う。 でも、なでしこジャパン、さくらジャパンとなると、たおやかな…

望む/臨む

「海○ノゾむ別荘」 ○に入る助詞と「ノゾむ」の漢字の組合せを答えよ。 このような問題は、アナログ時代には中学生向けでしたが、手書きでなく入力が文章を書く主な手段となった現代では、変換ミスが見逃されたまま出版されてしまうものもみかけます。 「望む…

逆手(ぎゃくて/さかて)にとる

「相手の攻めを逆手にとって反撃した」――この「逆手」の読み方はなんでしょうか。 昭和51年第一刷発行の『広辞苑第二版補訂版』では「ぎゃくて 1 柔道で、相手の関節を不自然に曲げいためること。ぎゃく。2 相手の攻撃の手段を逆用して、自分の攻め手とする…

なるほどですね

ことばはいきものといわれます。日本語における「ビジネス敬語」も、数千万人が日々刻々使うのですから、変わってゆくのは自然なことかもしれません。 ただし敬語を用いる目的は、他人への敬意を表すことです。敬意を向けた相手が「敬意をもって遇された」と…