許容される日本語

日々変化する日本語。すでに許容されたのか、まだ誤用と扱うべきなのか。徒然なるままに考えます。

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2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

師弟は三世

先々週の週ベ5.20号で「師弟は三世」の「三世」に「さんせい」とルビ(ふりがな)がふられててあらあらと思ったら(「三世」はもちろん「さんせい」とも読むが、それは「ルパン三世」〈山田康雄さん、納谷悟朗さんの御冥福をお祈りします〉とか「父・子・孫…

差し上げる/させていただく

「のちほどお電話を差し上げます」――企業等の電話応対マニュアルにはかならず記載されていそうなこのいいまわし、どうやら、昨今は好まれないようです。 「差し上げる」は「上から目線」だから顧客や取引先を相手に用いるのはもってのほか、ということらしい…

散々たる

「敬愛なるベートーヴェン」という映画の邦題がありました。注意をひくため文法上の誤りをわざと犯した、とみることも可能ではあります。ただ、あまり巧みな広報戦術とは思えません。印象に残ればなんでもよいわけではないでしょう。与えたのが悪い印象では…